

Episode 3
街ホテルはコロナ禍で進化した!

Episode 3
街ホテルはコロナ禍で進化した!
沖縄市コザの街をホテルのロビーに見立て、中央パークアベニュー商店街の空き店舗をリノベーションし、客室として再生していく―。
そんなユニークな宿泊施設として生まれたのが「トリップショットホテルズ・沖縄コザ」です。
ですが、私たちは最初からホテルを作ろうと思っていたわけではありませんでした。本当にやりたかったのは、コザ、そして沖縄観光を再編集すること。
トリップショットホテルズに込めた私たちのビジョンをお伝えいたします。

ファンファーレ・ジャパン代表
シマタケ


パークアベニューに10の客室が点在した
ついに始まるはずだった、
街ホテルの本格始動
沖縄市コザの街をホテルに見立てる―。
そんな構想のもと、私たちは少しずつ客室を増やしていきました。
そして2019年秋。沖縄市中央パークアベニューに、ついに10室体制が完成します。
それぞれの客室は、元々あった店舗や物件の個性を活かした空間。普通のホテルではないホテルとして、県内外から大きな注目を集めました。
「いよいよここから、本当の物語が始まる」
そんな期待に胸を膨らませていた矢先、世界を襲った新型コロナウイルスが、沖縄観光にも大きな影響を与えます。
観光客は激減。
もちろん、トリップショットホテルズも大きな打撃を受けました。

通りの人気店のメニューをTOGO

客室を利用して、オンラインミュージックフェスを開催
コロナ禍だからこそ生まれた、街ホテルの価値
しかし、私たちは立ち止まりませんでした。
「街中ホテルだからこそできることは何か?」
その問いを考え続け、コザの街とホテルを使った新たな挑戦を始めます。
飲食店での食事が制限されていた時期には、通りの飲食店の料理を客室で楽しめる“TO GO企画”を実施。
さらに、ライブイベントができなくなった頃には、広めの客室を活用し、3つの客室でミュージシャンによるライブを開催。その様子をオンライン配信するオンラインミュージックフェスも行いました。
そう、トリップショットホテルズの本当の目的は「コザの街の再編集」。
コロナ禍という厳しい状況だったからこそ、街の魅力をホテルというフィルターを通して、新たな価値へ変えることができたのです。

コザを舞台にした長編映画「10ROOMS」
アート、映画、
そして、コザという物語
コロナが少しずつ落ち着いてきても、観光客はすぐには戻りませんでした。だからこそ私たちは、さらに街ホテルとしての可能性を広げていきます。
そのひとつが、展示会「クリエイターズルーム」。
沖縄県内で活躍するクリエイターたち約40組が参加し、街中に点在する10室すべてを展示空間として活用しました。
コロナ対策として人数制限や体温チェックを行いながらの開催でしたが、多くの方がコザの街を歩きながら、アートとホテル空間を楽しんでくださいました。
そして、もうひとつの大きな挑戦。
それが、長編映画『10ROOMS』の制作です。
舞台はもちろん、コザの街とトリップショットホテルズ。
プロデューサーのシゲさんにとって、コザとホテルを舞台にした映画を作ることは、長年の夢でもありました。
岸本司監督とともに、ホテル客室を舞台にした群像劇を制作。劇中音楽には、沖縄市にゆかりのあるミュージシャンの楽曲を使用するなど、細部まで“コザらしさ”にこだわりました。
笑いあり。
ファンタジーあり。
バイオレンスあり。
まさに、コザという街そのもののようなエンターテインメント作品となったのです。

「街がホテルのラウンジ」構想は、まだ終わらない
「コザの街がホテルのラウンジ」
そのキャッチコピーのもと、私たちはこれまで様々な挑戦を続けてきました。
現在は建物の老朽化などもあり、客室数は4室となっています。ですが、トリップショットホテルズの想いは、今も続いています。
そして次なる挑戦は――。
私たちが加盟している沖縄市コザホテル組合のホテルすべてを巻き込み、コザの街全体をホテルのラウンジにするという構想です。
ホテルごとではなく、街全体で宿泊体験をつくる。
飲食店も、ライブハウスも、商店街も、カルチャーも。すべてがホテル体験の一部になる。
そう、沖縄市コザの街は、大きな大きなホテルのラウンジなのです。これからの私たちの挑戦も、ぜひ応援よろしくお願いいたします。
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